栄養を考えたとき皆さんは、まず何から考えますか?私は、まず考えるべきは「タンパク質」だと思っています。なぜなら、筋肉・骨など体のパーツどころか、ホルモン・酵素にいたるまで、その本体はタンパク質であり、体の材料そのものだからです。

タンパク質とは数百、数千のアミノ酸の集合体ということになります。人間に必要なアミノ酸は20種類あると言われています。その内9種類だけは不可欠アミノ酸と言って、人間の身体の中では作ることが出来ず、食物から摂らなくてはなりません。タンパク質が無ければ身体もホルモンも作れないわけですから、20種類のアミノ酸をきちんと準備しておくことが、とても重要になってくるのです。9種類のアミノ酸をバランス良く摂れる食物を表す表現で「タンパク質スコア100」とか「アミノ酸スコア100」とかいう言い方をしています。No1は【卵】です。青魚・しじみなどもタンパク質を摂る上では優秀な食物と言えます。

肉・魚・大豆などもタンパク質を摂る代表てきなものですが、肥満の原因と誤解されることがあります。しかしこれは間違いで、必要以上に摂取したタンパク質は蓄えることは殆どできずに排出されてしまいます。「太るから嫌だ」と敬遠する必要はありません。蓄えることのできない栄養素だからこそ毎日摂りつづけることが大事なのです。蓄えられて厄介なのは中性脂肪であり、原因のほとんどは炭水化物です。

かしこいお母さん!この機会にタンパク質のことを少し深堀りしてみませんか?